ノーミュージックノーライフ

ブルーピリオドのアニメがやっていて、以前一話を見たときは、漫画のエッセンスが多く失われていて残念だったけど、今見るとなかなか楽しく見れた。八虎は身近な才能に直面しても、続けることを選んだ。リボーンの騎士の土屋も、自分以上の才能ばかりの世界に挫折したあと、結局続けることを選んだ。ピンポンのアクマは身近な才能に直面して、別の道を選んだ。夢を諦める諦めないとかとか努力を続ける続けないとかよりも、結局、向き合っている状態か否かが、そのキャラクターの美しさにつながる。リクルートでも向き合っているやつが多かった。仕事を週に5日以上することが決まっている以上、仕事に向き合えなければ人生は辛くなる。漫画やゲームや芸術や勉強に時間が使えないのは仕方ない。細々とした時間を趣味に費やす人生はできない。質の高いコンテンツには劇薬のようなものがあるから、下手に摂取すると人生を考え直しかねない。虎になりつつあるのだから、このまま虎になったほうがいい。虎になりつつある今、虎の楽さがよくわかる。漫画を読むとしてもワンピースのような漫画だけでいい。下手に感性を刺激されたくない。ノーミュージックノーライフじゃないどころか特になにもなくても普通に生きていける。