楽しめなかったラストオブアス

ラストオブアスを一昨日買って、途中でやめて今日売ってきた。ゲームの物語を楽しむのはもう俺には向いてないのかもしれない。高校でメタルギアオンライン、大学で初代スマブラ、卒業後はBF。中学以来物語のあるものはあまりやってなかった。中学の頃のFFや聖剣伝説LOMクロノクロス、それ以前の色んなRPGは好きだった。今は物語を楽しむために操作するのが面倒に感じる。今はアクション主体のこういう物語のゲームが流行ってるのはわかる。でも人間の顔に近いリアルな画面で物語を楽しむなら映画見た方がいい。表情の見えない映像で想像するのが楽しかった。昔のRPGがやりたい。映像美は求めてない。

せっかくPS4を買ったのだからBF4以外にもゲームを買おうと思って買ってみたけど、あれだけ評判の良いラストオブアスでこれならほかに買うものないかもしれない。メタルギア新作もきっとこんな感じで楽しめないだろう。メタルギア4も途中でやめた。ストーリーに惹かれなかった。きっとクロノトリガーやMOTHERを今やっても楽しめないんだろう。もっと中学以前にゲームをやっておくべきだった。評判を知らず偶然出会うのが一番自分の一部になりやすい。

数学。図形と方程式を勉強中。高校数学TVというサイトで動画を見ながら勉強してる。無料でわかりやすい放送があるのに金払って予備校に通ったりするやつらがいるんだ。代々木ゼミナール閉校。新潟は残ったらしい。親の払ってる金ほど俺は生徒に多くを与えられていないことに悩んだりしたけど、他の塾や教育産業も、必要以上に高くて効果はそこまで高くないんだろうし、と思って最近は落ち着いた。

岡田斗司夫宇多丸の対談で、名画だけ見るような映画の観方はだめだ。ローマの休日と2001年宇宙の旅とゴッドファーザーを借りてきて続けて観るような観方をしてもだめだと言っていた。20代は捨ててつまらん映画も観ろと言っていた。他のものにも通じるかもしれない。良いと言われているものだけつまむんじゃなくて、闇雲にたくさん摂取したり、似たようなものを連続で消化していく。アニメも本も漫画も勉強もそれに近いかもしれない。漫画はつまらないものも含めてたくさん読んでいると思う。だからこそたまにある名作に心をつかまれる。ただ薦められてAKIRAやピンポンを読んででも多くを感じれなかったかもしれない。最近買った本、オタクの息子に悩んでいます 岡田斗司夫、もの食う人々 辺見庸、砂糖の世界史 川北稔。どれもほとんど読んでない。夏目漱石のこころを風呂に入ってるときに数ページだけ読んでいる。小学校のときから大学まで、目先に迫った何かがに追われることがあまりなかったおかげで色んな作品を楽しめたんじゃないかと今ふと思った。聖剣伝説LOMで何週もしたりってことは今はできない。こころを根気よく読むことも今はできない。テスト期間でもないのに子どもに勉強を強要させることは作品にハマる熱を子どもから奪うことにもなるんじゃないか。ラストオブアスにハマれなかったのはそれも原因か。今それやる時じゃねえだろ感を乗り越えるほどの衝撃がなかった。何故か漫画はそういうものを乗り越えてくれるものが多い。やらなきゃいけないことを忘れさせてくれる。ニコ生やBF4も、明日を忘れさせる力があるから漫画がゲームより優れてるってわけでもないだろう。いつでもやめられるけどあと少し、ってやつは結局長くやっちゃうな。漫画は一応連載だから一応の区切りがあるしBF4やニコ生もそうだけど、小説やゲーム、映画はいったん見始めたら最後まで一気にっていう義務感を負うから続けられないのかも。

アクセスが一日平均10ほどある。書かなくちゃいけない気になる。できるだけ意識しないでいく。

一昨日月曜日。卒業以来はじめてツバサからの電話があった。教室を出て電話に出た。「え、なに、一応出たけど」「生きてるか確認ダハハハハハ」「え、一応」「いやー生きてっかなーと思ってさ」「え、一応出たけど仕事中だからちょっと、えなにやってんの」「ん、わかったーいまなにやってんの?」「じゅくじゅく、塾の先生」「今電話出たらまずくね」「うんそうそうまたあとでかけなおす」「あいよー」久々の感じ。

あとでもう一度電話したときにはもう懐かしさはなかった。話すことがなかった。電話で、ツイッターで、簡単に連絡とれるせいか、別れた大学の友達との距離感がつかめない。ツバサは大事な友達の一人だけど、もう会ってもきっと楽しくないと思う。思い出の中。会ったり電話したりしても思い出を壊すだけになる。ヒガキともきっとそうなる。ユキとも。部活は共通の友達がいるからいい。そうじゃない友達とは話すことがなくなる。思い出を大事にしすぎるせいで、楽しく話さなきゃって気になるのかも。無駄な時間をたくさん過ごして気を遣わずに一緒にいたあのときの空気はもう出せない。