この恋はいつかのための練習だと思ってする恋経験値無し
シコらぬと決めた日の出る精液の飛び方をみて春は来るかと
忘れ物探す午前11時背中にまわす手精算機前
帰宅し飯を食い一人山へ行く。ポケスポットが3つ集まってできている三角形の中心に人だかり。大学生と思われる男女6人グループが来た。暗闇でも、会話でモテている女や、その女を狙っている男がわかる。光をさりげなく当てて顔を見てみると、想像どおりのオタサーの姫的な女と、ナヨナヨしたメガネ男子だった。しょうもねえ連中だと思ったがポケモンGOのために一人で山に登っている俺が言えることではないなと思った。
久々の日記だから書くことがあるはずなのにかけない。彼女のことを書こうにもなんだか書きにくい。好きなのかどうか、についても、書いてしまうと固定されてしまいそうで書きたくない。仕事のことも書きたくない、とすると何を書けばいいのか。
やめた、書くこと全然楽しくない。なんか報告のようになる。報告の義務なんてない。書きたいことはない。けつがかゆい。短歌の本を買ったが読んでいない。書きたいことがないんじゃなくて、書きたいことはあるんだけど、いやだめだその説明すら書くのだるい。ベロリンガを捕まえた。
他の子を探して街コン行くことはあなたを想わぬ理由になるのか
この胸がドキドキするのは彼女のせいかそれとも仕事に行きたくないから
あなた想う気持ちが上書きされていく巨乳の名前を打ち込む指
巨乳揺らしまだ笑っていたのか君は放置されたiPhoneの中
もっと良い仕事も女もないんだと確信したなら打ち込めるはず
スイーツのために車を出しましたこれが大人になるってことね
恋じゃなく愛でもヤリモクでもなくてただ体温を感じたいだけ
体死ぬ君のこと好き体死ぬ挿れさせて死ぬ抱きあおう死ぬ
久々に会ってホテルだけはやだかき氷とか食べてからうん
目の前の打つべき球に向き合わず次のサーブを考えている
新郎を演じる従兄弟を微笑ましく笑う立場じゃないはずなのに
すごく良い式だったよと言うくらい辛かったんだお幸せに
負けている勝ち負けじゃないと誰か言う負け負け負けてる負けてるこれは
役割を演じて大人になっていく全裸でシコる鏡の前で
同い年の従兄弟の結婚式。家族、親戚とバスで大宮へ。従兄弟がみんなに愛されているのがよくわかる。披露宴までの間、屋外で写真を撮られている従兄弟と奥さん。俺は所在なく、カクテルを飲みながら一人で立っている。同じ月に生まれ、同じ学校に通い、どうして差がついた。俺はこういう結婚式は絶対にできない。ウェルカムスピーチをする従兄弟、本日は私たちのためにお集まりいただき誠にありがとうございます。暗記した言葉を頑張って言っている。緊張している。不慣れな感じがわかる。必死で役割を演じようとしている。人生のあるポイントで、慣れなくてはいけないことがある。こいつはきっと今までの人生、いつもこうやってきたんだろう。恥ずかしくて慣れないことを、逃げずにやってきて、着実に大人になっている。その現場を見せられている。俺は役割を演じていない。素のままでいる子ども。ただカクテルを手に一人で立っている。
NYが、セックスをするのが怖いという。本当に好きなのかとか、誰でもいいんじゃないのとか言われる。きついから一緒にいてくれ。疑わないでくれ。俺だってわからないんだから。プレゼントをあげたい。ネックレスを。
負のオーラが自分から出ているのがわかる。しょうもない人間なのが、一目で伝わるんじゃないかと思う。顔が歪む。
負い目になるようなことばかりやっている。昨日も街コンへ行った。もし可愛い子と仲良くなれたら、来週はNYと会うのはやめようとも考えていた。そういうことはやめたい。従兄弟の幸せな結婚式に影響されてしまう。目の前の向き合うべきことを無視して、先の保険を作ろうとする。就活のとき、持ち駒を増やすことばかりで、翌日の面接の対策をせずリクナビで新しくエントリーしてたのを思い出す。
俺の辛さを、俺の半端な気持ちを吐き出して受け止めてほしいと思ってしまっている。それはだめだ。素はだめだ。少し演じる。
一昨日考えた短歌が、出来以前に、人間としてゴミすぎて、この流れで発表できない。汚さを昇華する形でしか創作ができない。痛さとか、惨めさならまだ良い。汚さとは友達になっちゃいけなかった。真っ当に生きながら汚い芸術を楽しんだり、汚い人間を愛せる人はすごい。自ら汚くなって、汚い芸術や人間を愛せることはなにも凄くない。汚さを取り込みすぎて、もうとれない。長年灰皿にした缶。二度とそれで綺麗な水は飲めない。
かんたん短歌の作り方を買った。途中、自分で作ってみたりして、94ページ。
LINE義務遊園地義務食事義務ホテル楽しみプレゼント義務
照明の調整具合で君の顔たまに可愛く見えたりもする
幸せな結末の映画好きなのねそういうラストにできないすまん
いい出来なんじゃねえか?と一瞬思ったけども、プロのを見てみるとレベルの違いに気付かされる。ちょっとぐぐるだけで面白い短歌がたくさん見つかる。
「その甘い考え好きよほら見てよ今夜の月はものすごいでぶ」穂村弘
こんなこと言ってくれる彼女いたら最高だよなあ。岬ちゃん的(存在しないという意味で)
電話口でおっ、て言って前みたいにおっ、て言って言って言ってよ 東直子
すげー女性的、でありながら共感する。俺の中の女子がうずく。
つまんない号は買わない月もある雑誌のように付き合えたなら 佐々木あらら
セックスというのはまさかオナニーを手伝いあっているのかまさか 佐々木あらら
精液を出さずに終えるセックスを沼と呼ぼうと決めてする沼 佐々木あらら
佐々木あららヤベエ。俺が短歌はじめるならこっちの方向じゃん。それでいて、こっちの方向はすでにこの人いるんじゃん。めっちゃ面白い。本気で短歌やってたら悔しくて死にそうになってるやつだ。
長編になる筈のない出会いだと気付かないふりしているふたり 山本左足
ふたりともかーい。つら。今の状況。
キレーな映画。リチャードカーチスにはラブアクチュアリーで世話になった。イギリスの英語は聞き取りやすくていい。
チート能力を使って普通に幸せになりやがって。羨ましい。俺も失敗したデートをやり直したい。フロントホックを慣れた手で外したい。恋はデジャヴのように知った毎日を、失敗してもやり直せるという安心感の中で過ごしたいと何度思ったことか。同じ毎日でもやり方によっては最高の一日になるという教訓?そんなのわかんないから怖いに決まってる。レイチェルマクアダムスってミーンガールズのボス女か。好みじゃない顔なのにだんだん可愛く見える。
だめだブログ書く気がしねえ。彼女の勧める恋愛映画を見て影響を受けても同じこと試せないじゃねえか。同じ映画を見て共通の話題を増やしていくことを楽しみたい。うまくいってないことを吐き出す気力ない。終わり。