3で割れる処女

ももくろ極楽門liveのココナツでのあーりんのショットが例外なく全て美しい。ももクロ熱は覚めたけど久保ヒャダ見てヒャダイン関連から極楽門久々に見たら、やられた。健康こそエロスだと言ったのは誰だったか。あの肉付きにあの汗、流れるような動き。健康とエロスが完全に比例していた。あーりんはあれ以上にはもうならないんだろう。いつか爆笑太田が伊集院の週末TSUTAYAでこれ借りよで真夜中のカーボーイを紹介するときに映画ってのは良い演技良い脚本良い音楽良いカメラ良い監督が揃えばいいだけじゃなくてそこに偶然とか奇跡、意図してない表情や光があって完璧なものになると言っていた。そういう映画が真夜中のカーボーイだと。極楽門のあーりんはまさにそれなんだろう。客のテンション、他のメンバー、裏方、そのときの精神状況から普段の努力すべて揃った上でいろんな偶然がミックスされて、さらにその奇跡の瞬間をプロのカメラマンがしっかり抜いてはじめて完成された映像で、ただでさえアイドルなんて日々劣化してしまうのにこんな奇跡的な美しさを残してしまったらと思うとなんともいえない。

ピンポン8話を見た。アニメのチャイナはペコ視点のチャイナではなくコンウェンガとして描かれている。原作ではさりげなかった飛行機がガンガンに主張してくる。スポーツ漫画には頑張れた勝者と頑張れた敗者と頑張れなかった敗者がいるけど主役になれるのは頑張れた勝者と敗者だけで、頑張れなかった敗者は主役にはなれない。敗者になるとしても頑張れた人間は美しい。チャイナとアクマの魅力を引き出してくれているアニメに感謝する。俺は頑張れなかった敗者だし、全国にそういうやつはいっぱいいる。ピンポンで海行く奴と太田はそういう役割だった。ハイキューでは頑張れなかった敗者にもスポットを当ててくれていて嬉しかった。そこだけはスラムダンクのコピーじゃなかった。頑張れなかった敗者の話なんて誰も求めてない。

あーりんの動画を見る前久保ヒャダを見ていて、生徒の女子高生に恋してしまう45歳の英語教師の相談があった。家族もいるが、5年に一度、ものすごい魅力的な子がでてきて、どうにかなってしまうそうだがどうしたらよいだろうとの相談。相手の女子高生も自分に対する好意を感じ取っているようだというなんともナボコフのロリータ的な柔肌の熱き血潮的な。ヒャダインは、普段出会う女性が圧倒的に女子高生に偏っている生活を続けていたら性的嗜好が変化するのも仕方ないと言っていた。久保ミツロウは、そのエネルギーをブログにアウトプットしろと言っていた。別の回答者は、9割の人間は生活を破壊してまで求めないので人生がスタートしない。人生をスタートさせましょう。破滅の向こう側に行きなさい。それが怖いならやめなさいとのことだった。どれもやさしい。相談に答えるテレビの企画で一番スッと入ってきた。小川蘇美の美しさはそろそろ危険だ。姫野カオルコのツ、イ、ラ、クを思い出す。そういえば姫野カオルコ与謝野晶子みたいに意外にもブスだった。とにかく蘇美が最近さらにキラッキラした時期になってしまってそのキラッキラにやられてしまいそうな俺としてはとても久保ヒャダの回答に救われた。

今日振替だった初対面の子が、M先生(いつもの先生)はわかりにくいと言っていた。俺はわかりやすい。とまでは言ってくれなかったがそういう何かを俺は感じた。JCに好意を抱かれてもそれでトキメキはしない(蘇美は別だが)。それでもいつもの先生より良かったと思われることはとても嬉しい。友達の女寝取るようなものでそういうのはやっぱりテンション上がる。振替だから結局はその先生に戻るわけだけど一度俺を知ってしまったら満たされない気持ちを感じるだろうという優越感。人の女を寝取れたことはないけど、そういう悪が混じったものにはエロスがある。エロスは第三者がいることによって際立つ。ふたりの世界じゃだめだ。第三者が相手のことを好きなのに今その相手と自分は重なっている。だとか、クラスのみんなが部活の奴らがやれてないことを今自分はできているという気持ちが大切だ。第三者の目を意識することによる興奮。寝取りもその延長だろう。クラスのみんながほとんど童貞処女である中学時代のセックスってのは優越感でたまんないだろうな。それを逃したことは悔しい。

各位を足して3の倍数になる数字は3で割り切れることや学校で習わない5文型を先に教えるのは、その子の処女を奪うようなものだ。頭のいい子はこれから広い数学英語の旅に出る中で、早い段階でその経験、見方を与えるってのは、そういう感覚がある。いや、常にそんなことは考えてない。ふといつか思ったことを思い出しただけだ。他人に伝わりにくいことをどうにか説明しようと思うと過剰に伝わってしまうっていうやつで実際は些細なことなんだっていう言い訳をわざわざ書いて終わるのは攻めてない。攻めてないのはよくない。攻めでいくべきだ。俺の人生は守りと後ずさりとたまの下手な攻撃で成り立っているようだ。ツッツキとブロックでミスりチャンスボールをオーバーさせ打つべきじゃない球をドライブする。そして負ける。下手くそな卓球だけど楽しかった。上手かったらもっと楽しかっただろう。もっと頑張ってればもっと楽しかっただろう。人生の方は楽しめる程度には上手にいきたい。頑張れなかった敗者にならないように。