体は合う

元彼とは夜が合わなかったので別れた、Sじゃないとだめなんだよねとのこと。俺はMなので無理だねと言った。そのあと、次会うとき日を決めるとき、もし付き合うとしても俺はきっと、結婚とかできないし、たぶんイイゴールではないと伝えた。夜もきっとうまくいかないと伝えた。その後家に送り届けるとき、きっと私は見込みあるし色々してあげられるんだけどなあイイと思うんだけどなあと言われる。でもあれだよ、夜がきっと合わないよというと、そんなのやってみないとわからなくない?とのこと。え、今日ホテル行くってことか?と思ったが、いったん付き合ってみてもいいんじゃないかな、ということだった。知らない道の運転と会話で頭がいっぱい。いったん付き合ってみてもいいんじゃない、が正確な言葉だっただろうか、覚えていない。じゃあ、それならと同意した。俺はどう言ったんだっけ。セックスのために、付き合うといつかの結婚を背負うのは嫌だ。軽さの世界で生きたい。いつもならセックスの練習ができるのが嬉しくて、きっともっとしどろもどろに、俺も付き合いたいオーラを出していただろう、そしたら、きっと、顔が好みじゃなくて、一緒に歩いてて恥ずかしくても、君が好きだという態度をとっていただろう。そういうのがなく、適当にかわしていたからこそクールが出たのだと思う。媚態。付かず離れずの浮気心を意識していた。会話が気を使わなくていい、なんだか楽。そうじゃない?と言われた。俺へのすきすきすきが熱い。

この土日で知り合った二人、両方とも自然体を出せている。はじめはmiに惹かれ、saはつなぎでしかないと考えていた。セックスができれば万々歳。とりあえず、一度別の女と遊ぶくらいしておいたほうが俺に余裕ができるだろうと、もし、miに中国出張がなく、日曜日会えていたらどうなっていただろう。セックスの後、今日のこと、忘れた方がいい?とか、踏み台にしていいよとか、なんだか都合良い、最高の女みたいなことを言いながら、帰るときはまた、今日だけとかないよね?とか、泣き言めいたことを言う、踏み台にしていいよなんて、面白いことを言ったり、そのあとの女々しさなんかが、良心に響きやがって、邪険に扱えなくなって来た。それでもこれで流されるようならいきではない。

水曜買い物、木曜は18時間ホテルにいた。羽ばたかれたら困ると言われる。イケメンにしてから別れられたら困ると。グローバルワークでゆるファッションに、ラブホでのカットでマッシュパーマに、尾崎世界観方面にされていく。俺が嫌いなタイプ。それでも自分がなってみると妙に心地よい。帰りの県道でsaの貸してくれたクリープハイプを聞く。こういう歌詞が好きならこういう風にするぞ、とか、こういう風にはしてあげたくないなとか思ったが全然あれだな、これ、正確に書けない。せっかく色々起きたんだから書いて残して起きたいとは思うけどまったくそのままに書けない。難しい。ただ確かなのはこれ、セックスできるんならしとけってことだよ。学びて即実践できる環境を捨てる道理は無い。避けるべきは寂しさが顔と雰囲気ににじみ出ること。傷つけることはもう仕方ない。はじめて女をイカせた。はじめて中でイケた。体は合う。

もうすぐ着くから待っててね(通常盤)