呼吸器科の待合室で海辺の叙景を読んでいた。

仕事のことを書かないようにしているけど仕事しかしていない毎日だからブログに書くことがない。

前回の記事、世紀末いんぱくつ。についての記事はアクセス狙いで内容ちょっとパクって書いてみたけど30pvだった。

teenssexandwarmode.hatenablog.com

この人、今日のすべてがFになるの記事でもOPの元ネタ即見つけてくるし、どれだけアニメの知識あるんだ。トホホ、モードなど使う言葉に自分なりの意味をしっかりつけてるところもいかす。

午前、喘息で呼吸器科へ行ってきて、待合室でつげ義春を読んでいた。夏の叙景という短編が良いんだとPが言っていたけど、海辺の叙景じゃねえか。確かにこれは良い。

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オチがあるわけでもなく、そのまま切り取るような短編が多いけど、これはわりかしオチがある。寒い中、くちびるが青くなっても泳ぎ続ける男を見て、「あなたすてきよ」とか、悪魔的過ぎて震える。ラストにあたる次のページもまた良い。

呼吸器科でパルミコートを貰って、薬局で一か月分の茶を買った。

クソのように書きたいことがない。自分のためにすら書きたいことがない。

相手の言葉を一旦頭の中にいれて考えてからしゃべったり、考える過程を言葉に出してそれも楽しむような、そういう会話に慣れていた。だから一対一が得意だった。それを意図的にやめて、反射的に喋るようにした。会社でも、WYちゃんとの会話でも。意図的に考えることをやめた会話や関係を今ブログで掘り返して考えたくない。

山月記で虎になった李徴や、やがて悲しき女の子で些末で実際的なことに支配された南を頻繁に思い出す。そういう内面の大きい変化は、ある面ではプラスである面ではマイナスってのが多すぎて総合してどうなのかとか言えない。個人の面ではプラスかもしれないけどマクロにみるともののあわれって感じで

もののあわれの意味、「ものごとに触発されて生じる無常的な哀愁」ってすごい。ググってビックリ。無常的な哀愁の感情を寂しいとか悲しいだけで片付けてたけど、言葉があると感情もはっきりするのね。己の感じてたのはもののあわれだった。