岬ちゃんを永遠に待ち続ける男たち

岬ちゃんの呪い。岬ちゃんなんていないと思いながら、ほんとにいないと気付くのは死ぬときか。岬ちゃんというキャラクターじゃなくて、岬ちゃんという概念。白馬の王子様的な、この日常から引き抜いてくれるような。アニメは呪いだ。すべてのボーイミーツガールの物語は呪いだ。二次元しか味方がいないとオタクが言ってるのをバカだなこいつらと思ってたけど今思うと何がバカだと思ってたのか思い出せないな。青髭が目立つとさっき自覚して、俺も、オタクかリア充を行ったり来たりできるタイプだと思ってた俺も、結局オタクに落ち着くんだと、二重と一重は行ったり来たりして二重に落ち着いて、包茎とズルムケは包茎に落ち着いた俺は、オタクのほうに落ち着いたなと、いやこれは負け惜しみだ。一瞬大学三年の頃リア充の風が吹いたことを今でも心の支えにしていったり来たりできる人間だと考えているけど実はそんなことはないんだと、いやどうでもいいか。

M和が、先生かっこいいっすよね。いやほんとにって今日言われて嬉しくなったことを、嬉しくなったことを恥じてすぐにおぎやはぎのメガネびいきを聞いて忘れようとしたけど今でも覚えてるな。

終わりに向かう。子どもも育てずに終わりに向かう社会的弱者たちは二次元とかほかの世界に逃げるしかない。英語を勉強するのは、まだ社会的にどうにかなるはずという気持ちを持ち続けるため。

NHKにようこそのサントラが聞いてて辛い。