俯瞰的無気力感

水曜日の塾の二階に別の塾ができた。集団塾。半径20メートル以内に4件塾がある。もとからある強豪集団塾。強豪から独立した二階の新しい集団塾。KUMON。個別指導のうちの塾。生徒数6人。

夏が終わって曜日ごとの行く塾の配置が変わる。講師が少ないせいで生徒数の変動にあわせて講師の配置替えが行われる。さよならも言わずに。上野顕太郎。夏期講習春期講習前を最後にさよならも言わずに講師が変わる。裏切られた気持ちになる生徒もいるだろう。パズルみたいに現場を考えずに上はどんどん生徒と講師を移動させる。させてた。最近はこっちの意見も聞いてくれる。この変わりよう。A木先生がやめたとしか考えられない。A木先生がブチキレてやめて社長が反省した。でなければ急にA木先生と連絡がつかなくなった理由が考えられない。毎日報告の電話をしてたA木先生。嫌いだけどもう2年半の付き合いになる。7月下旬からSサ先生に報告している。A木先生がどうなったのか、社長もほかの先生も教えてくれない。生徒に、A木先生は何やってるんですかと聞かれる。なんでワタナベ先生だけで夏期講習やってるの?って聞かれる。そりゃそーだ。おれみたいな若いのが一人でやってるなんてそりゃおかしい。気になる。

A木先生は生徒同士を話させるのがうまかった。俺はそういうのが苦手だ。今日9:30のコマ、同じ学校のM和と小川蘇美と話してて、M和の話が面白くてその場にいた別の学校のK斗も笑ってた。そのときそこの3人を繋げる流れを作れたはずだけどできなかった。夏期講習だけの組み合わせだからここで仲良くなってもすぐに別れてしまうけど、塾をきっかけに、俺をきっかけに輪が広がってくれたら嬉しいと思ってる。でも失敗が怖くて動けない。気まずいムードになったらどうしようって。

そのあと11:00からK奈の休学前最後のコマ。全く成長しないと思ってたK奈だけど夏休みに復習に力を入れたらしく連立方程式がかなり安定していた。今回は50点くらいいくかもしれない。その結果がわからないのがちょっと惜しい。

そして別校舎で移動。次のコマが17:30なので準備をサボってネットカフェで刻刻4巻~7巻とかくかくしかじか4巻を読んだ。刻刻のようなそれぞれがそれぞれの考えで動く、ずっと時の止まった世界というのはある意味クローズドサークルものと言える。バジリスクやレザボアドッグス、原作のバトルロワイアル、伊坂のマリアビートル。誰が味方かわからない。それぞれがポジション取りに必死な話。教訓は全くない。でも好きだ。教訓がありそうないがらしみきおのアイは重そうだったので次回にまわした。

ネットカフェのナガイさんて店員さんが可愛かった。手でわかった。年上だ。老いた手に老いた肌。でも整った顔綺麗な化粧。ニヴァみたいに手だけ老婆のような美人かもしれない。黒枠の欄をご記入ください。そういわれてるときにSサ先生から電話がきた。Sサ先生は細かいことでいつも電話してくる。

かくかくしかじかの「先生」にまた惹かれる。東村アキコ、かくかくしかじかは好きだ。海月姫はそこまでハマれなかった。他のもギャグセンが苦手。能年ちゃんの海月姫には期待している。

ロボティクスノーツのフラウまとめを見た。ダイジェスト的に60分くらいで全話見たことになる。こりゃあ面白いしっかり一話から見ようと思ってみたらなんかチガウ感。みんなでひとつのものを作る系は燃える。俯瞰的無気力感、ハルヒキョンのような主人公は嫌いだ。主人公はモガくべきだ。ふーん、とかナメた態度でいるだけで物語が動くのはアニメだけだ。フィクションとは言え甘すぎる。俺はロボの開発とフラウが好きなだけだ。あと、チームワーク感。チームワークア↑コガレ。

19:00からは今風巨乳JCの体験授業の子と一対一。今日が二日目だった。ドエロい。今時の子はニコ生じゃなくてツイキャスらしい。頭もよく可愛いからスクールカーストは高いんだろう。俺の前でも偉そうにしてほしい。緊張してる感はいらない。ブスの前に立つように偉そうにしてくれ。柔肌の熱き血潮を叶えさせろ。

「それは今、大人になって考えてみれば全然大丈夫だってことがわかるんだけど、だって連載突っ立ってたったの月16ページ。全然大したことじゃない。なのに何故だろう。あの頃の私は元気なクセにつかれたふりをして、大変なフリをして。しかしなんで若いときって出来るのに出来ないフリ。しんどくないのにしんどいフリ。楽しいのに楽しくないフリ。」24歳の自分を振り返る東村アキコ。キモツキさんも似たようなことを言っていた。俺はアトピーを自分の中で言い訳にしすぎているのかもしれない。

カオルとスギヤマちゃんからfacetimeがきた。かっこよくなったねって言われて嬉しかった。そのfacetimeや体験授業の巨乳JCとの会話を思い出して、俺は俺の嫌いな俯瞰的無気力感の主人公に似てる部分があるかもしれないなと思った。いつかスカちゃんの会議でも言われた。村上春樹とか好きそうって。谷川流はたぶん、春樹の「僕」に影響を受けてキョンを書いている。伊坂もそう。それに影響を受けた今のアニメの糞主人公たち。系譜は繋がっている。春樹に憧れたものたちは春樹のギリギリのバランスでダサくないあの雰囲気を真似て最悪にダサくなっている。