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空港にて

海外に留学することが唯一の希望であるような人間を書こうと思って書いたらしい。空港にて。俺はそんな人間なんだろうか。だからこの小説が好きなのか。だから英語なんかやってるんだろうか。逃げたいと思ってるんだろうか。毎週土曜のために神経使って、日曜は寝て終わって月曜になる。

目的のない旅行に行って春樹か龍を読みながら新幹線や飛行機に乗りたい。やっぱり逃げたいんだ俺はたぶん。この毎日から。フリーターに将来はない。キモツキさんになるか。それは悪くないように見えたけど、やっぱりわからない。

でもやっぱり本は良い。ずっと勉強ばっかりは息が詰まる。ネットやゲームは起きた時にけだるさが残る。周りが汚く見えて嫌な空気。はてな匿名ダイアリーなんかみてツイッターみながら飯食って好きなはずの音楽を下手に消費しながら運転して。あれは最悪だ。何度も経験してるしこれからもそういう寝起きと通勤は続く。

空港にては希望の話だったのか。汚さの中の美しさとか美しさの中の汚さがあるのがいい。村上龍向井秀徳新井英樹もそう。宮本から君への5巻が最高だとアキは言っていた。単行本の5巻だろうか、新装版の5巻だろうか。アキ(仮名)はあの会社でずっと働くんだろうか。若いから性欲があるはずなのに、わたしに触れようとしないのは辛いよ。わたしは傷ついてるよ。というセリフがあった。アキはそう思ってたんだろうか。そいつはたぶんからだのどこかに傷があるんだ。映画のシナリオを書いている男はそう言った。俺はこのアトピーの体を見せないようにしてたのか。あのときモテキのいつかちゃんの浴衣のシーンを思い浮かべたとあとでアキがいったとき、おれもそれを思い浮かべたと言ったけどほんとにそうだったか。あのときほんとに思い浮かべてたら俺はヤってただろうか。ロマンチックな思い出にしようとしてるけど俺がヤらなかったのはアキがあまり可愛くなかったからだ。空港にての文章を真似しようとしてる。あの文章は憧れる。あっちにとんでこっちにとんで、最後にまとまるようなまとまらないような。ズイショさんもそう。おれは土曜の生徒の準備をしないといけないのに具体的にどう準備すればいいかわからない。何を与えられるか。授業中にタバコが吸いたくなってそれしか考えられなくなる。モテたいぜ君にだけにって岡村靖幸が頭の中でリピートしてる。