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ハイヒール

家族でイタリアの飯屋行った。市役所前の店。カウンター席しか空いてなかったので5人で横並びに座って俺は右はじ、その左隣にお父さんが座った。飯出てくるの遅いのでお父さんと話をしてた。話題が続かない。俺もあまり話題を盛り上げない。地震の話なんかしてた。話が止まると、お父さんはスマホの話をはじめる。アンドロイドはいいとか、ケータイ1000円で使ってるとか、LINEってのはどうなんだとか、だいたいいつも同じ話だ。俺と何話せばいいのかわかんないんだと思う。顔も体格も似てないけど性格は似てるんだと二十歳くらいから感じ始めた。親戚の大勢の場で仕方なく中心になろうとして頑張って空回りしたりとか。

大学の休みで帰省したとき、お父さんがマトリックスのDVD買ってきたことがある。中古で買ってきたんだけど、見るか?って言われて、いやいいって言った。マトリックスなんて見たことあるし、二度も見るもんでもない。俺がマトリックスとか好きだろうとか考えていっしょに見ようと思って選んだんだろーか。一緒に見ればよかったかもしれない。なんか記憶に残ってる。なんでマトリックスなんだ。

今日は午前は教会でDVD見にいった。たまに行っておかないと行けって言われるから。仕方なく。今更信者になることなんてない。帰りにサイモンシンのフェルマーの最終定理買った。こんなの買っても読まないのにな。なんか買っちゃった。あとコンビニで見かけた人が美人だった。髪短めで、ハイヒールを履いてた。朝読んでたよしもとよしともの短編で「きれいな人ですね」「ハイヒールがはけるかね」「いいえ」「それだけの差だ」ってセリフをその時思い出した。